最近の仕事では、新規施策のレビューの機会がちょこちょことあり、気になっていることをこちらで。
「何をする」が先行し、「何故するのか」「した結果どのようになるのか」「その結果をどのように測定するか」が抜け落ちていることが多い。
それらのうち、「指標設定」について。
デジ田でも設定が求められている指標について。
— 加藤俊介@xID_官民共創 (@ShunsukeKato_) 2024年2月17日
アウトプットとアウトカムがごちゃごちゃになっているケースはよくある。
ただ、大事なのはアウトプットとアウトカムの厳格な「区別」ではなく、コントロール性及び、成果との結びつきの「認識」。 pic.twitter.com/NR4Lst2XJG
アウトプットは、実施者がコントロールできる範囲であり、ここに数値目標を置き、達成を目指すもの。
アウトカムは、アウトプットの結果、もたらされる成果であり、実施者がコントロールできる範囲ではない。ただし、アウトプットとの結びつきが強ければ、相応の結果が伴うはずであり、そうあるべきです。
引用元の資料が見つからなかったため、KPI設定の記載のあるこちらを。
また、古い資料ではあるが、アウトカムを細分化する形のロジックモデルの参考がこちら。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000420755.pdf
ここでは、以下のようなロジックモデルが提示されています。
活動→アウトプット→直接的アウトカム→中間的アウトカム→最終的アウトカム
また、最終的アウトカムのその先にはさらに大きな目指す姿が設定されています。
実施者は、活動に目が行きがちではありますが、そもそもその上位が固まらない限り評価しようがありません。一方で、目指す姿があり、活動がある程度固められた場合については、その間を具体化する過程において、適切な方法論または目標設定を改めて見直すことができます。(方法論ありきで、見直せない場合は目も当てられませんが。)
もう少しシンプルめに書かれたものはこちらです。
風土が全然違いますが、根底には近しいものがあります。