今回はこちらを。
(業務効率化は)手段であって目的ではありません。
めちゃくちゃ大事です。
「効率化した方がいい」に決まっている気もしますが、「効率化してどうするの?」という質問に答えられなければ、それには意味がありません。
「必要な業務に人を回す」みたいに返す人もいますが、これも不十分だと思います。具体的にどの部分に人が足りないのかが明確でないからです。
SEが足りない!と言いながら、経理等の事務方によるバックオフィス業務を効率化しても SEが増えるわけではなく、バックオフィスの人たちの業務量などが変わるだけで意味がありません。
業務というのは人があって初めて価値が付随してきます。
効率化にあたっては、必ず人とセットにして考えなければなりません。
これも忘れないでおきたいですね。
従来の業務担当者が当然いるところ、仕事を取り上げる形に捉えられては、組織にヒビが入りかねません。
また、特にDX方面での効率化にあたっては、対応できるか世代間に必ず差が出ます。この対応ができなければ、DXをすべきでない、とまでは言いませんが、どのように乗り越えるかを少し考える必要もあるでしょう。
少なくとも、課題共有ができ、目指す姿が定まっていない状況では、「業務そのものにスポットがあた」り、効率化する人が正義、ついて来れない人が悪、といった価値観になりかねないというところでしょうか。